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EDN GLOBAL REPORT
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幸運の大陸

インドの携帯電話ユーザーは2008年までに1億2000万人に達するだろう
 
 
Vinod Kataria, Correspondent, EDN Asia
 
 「Nokia社はムンバイに研究開発センターを開設」
 「Tata社はテレコム推進のために200万米ドルを投資」
 「Motorola社はインドへ業務を移転」
 「BPL社はインドでモバイル事業に2億2000万米ドルを投資」
 「パナソニックはGSMのディストリビューターとしてTech Pacific社を指定」
 「LG社はインドのための6台の新しいGSM電話を鳴らす」
 「中国のKejian社は携帯電話事業をインドで開始する」
 
 上に掲げたのは最近のインドの新聞からいくつかの見出しを抜き出したものであるが、携帯電話産業がインドで最も急速に成長している産業のうちの1つであるという事実を強調している。携帯電話産業が1990年代半ばに生まれて以来、毎年の平均成長率は85%と驚異的な値である。2002年末までに、インドの携帯電話産業は1000万人を越える加入者を有していた。
 産業評論家によれば、この国では2720万人のGSM(Global Systems for Mobilecommunications:グローバル移動体通信システム)方式ユーザーと、740万人を越えるCDMA(code-division multiple access:符号分割多重接合)方式ユーザーがいて、国全体では3450万人を超える。2008年までに、インドの携帯電話市場には1億2000万人を越える顧客が期待される。「2004年末までに携帯電話の加入者は、固定電話の加入者数を越えるだろう」とインド情報技術省のR.N. Jha氏は予測する。

 携帯電話市場における主要なサービス・プロバイダーはBharti Tele-Venture社、Idea Cellular社、Mahanagar Telephone Nigam社、Bharat Sanchar Nigam社、Reliance India Mobile社である。Nokia社はインドの携帯電話市場で最も大きなシェアを持っており、Samsung Electronics社、Motorola社、Sony Ericsson社およびSiemens社が後に続いている。「世界中のほとんどすべてのコンペティターは、インドの市場においても同じように立ちはだかってくるだろう」とMotorola社インド・パーソナル通信セクターの南西アジア部長であるPercy P Batlivala氏は言う。
 Motorola社の評価によれば1年間に販売されたユニットの台数でインドは中国、日本、そしてアメリカに次いで世界で4番めに大きい市場であるとBatlivala氏は述べた。
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 新しいブランドは、より低コストでより多くの機能を持ち、先行しているブランドに挑戦し、多様なモデルが揃うインドの市場に参入した。例えば、中国のBird International社は、女性向けに水晶をちりばめた電話機を含む4種類の携帯電話機を発売した。同社は2004年末までにインドで20万〜30万ユニットを売る計画だという。台湾が本拠のDBTEL社はインド市場に10機種を越えるGSMモデルを送り出すだろうと発表した。DBTEL社は、競争力ある価格帯でその携帯電話機を投入すると主張している。DBTEL社は、低価格帯から中間、そしてもっとも高額な製品まで全範囲をカバーするだろう。
 中国の会社Kejianはインドおよび近隣の国々における電話機のディストリビューションとマーケティングについてのTrust Telecom Technologies社と提携した。Trust Telecom Technologies社CEOであるVivek Rajgarhia氏はKejianとの提携について「すぐれた外観と仕上がりを持つ一連の高品質および機能が豊富な携帯電話」をインドの大衆向け価格で提供できるという。
 台湾のメーカーであるBenQ社も将来へのロードマップを描いている。BenQ社は台湾最大で、世界で6番目に大きい携帯電話メーカーである。「私たちは、これまでにない価格を提示する」とBenQ社のインド地域責任者であるAshish Bakshi氏が言う。同社はさらに、PDA 機能付携帯電話をインドで販売することを計画している。
 携帯電話機の需要は大幅に増加した。それは、3月31日時点でGSMユーザーが2倍の2050万台となったからだ。インド携帯電話事業者協会(COAI)のT.V. Ramachandran部長によれば売り上げは2002〜2003年度の14億4000万米ドルから、2003〜2004年度は18億6000万米ドルに上昇した。

開発もまた


 インドは世界の携帯電話メーカーのエンド・ユーザー市場というだけではない。研究開発拠点でもある。Motorola社、LG社、ZTE社およびHuawei社を含む一流企業の多くは、インドに研究開発設備を設けている。Nokia社は最近、インドをCDMA研究開発拠点とした。「インドは世界で最も急成長している携帯電話市場の一つだ」とNokia社でインドの顧客および市場オペレーション部門を統括するSanjeev Sharma常務取締役が言う。「インドと周辺地域におけるNokiaのCDMA顧客の迅速な成長により、わが社のムンバイ研究開発施設は、市場ニーズに対応するソフトウェア支援および技術的な専門知識を提供していけるだろう」。
 Siemens Information & Communication Mobile社は同様にインドの市場を征服するつもりだ。同社は、インドがたった数年の内に中国に続くアジアで2番目に重要な市場へ発展することを期待している。そのためSiemens社の無線通信部門は、この地域における活動を拡張する計画を発表した。
 「バンガロールの研究開発センターはGSMおよび3G/UMTSネットワーク・ソフトウェアの開発における全世界での指導的な地位にある」とSiemens Mobile社のLotharPauly取締役が言う。Pauly氏によれば、同社はBangalore研究開発センターのエンジニアを400〜500人まで増やすという。Pauly氏はSiemens Mobile社がインドの主な携帯電話事業者に既にGSMインフラストラクチャーを供給していること、さらに全世界で提供されるGSMおよび3G/UMTSのネットワークによる位置情報サービスおよびマルチメディア・アプリケーションを開発するだろうと述べた。Pauly氏は「要するに、インドは私たちの戦略に主な貢献をしている」という。
 Siemens社の拠点はムンバイ、ニューデリーおよびバンガロールに位置している。また同社は主なGSMサプライヤーと共同作業を行っている。
 Reliance Infocom社およびTataグループは、741万人を越えるCDMA顧客がいるインドでCDMAに基づいた携帯電話サービスの主要な供給者である。LG社とSamsung社は、CDMA市場拡大の恩恵を受けた。Reliance社は、最初に韓国2社からその携帯電話機すべてを調達した。
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