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EDN GLOBAL REPORT
Online限定記事
次世代のパケット通信
3Gの下りデーター転送レートの飛躍
 
 
Svetlana Josifovska, EDN Europe/UK
 
 3Gの展開は始まったばかりだが、技術はどんどん進歩し続けている。今年カンヌで開催された3GSMコングレスではHSDPA(高速ダウンリンク・パケット・アクセス)がしばしば話題にのぼった。HSDPAはモバイルデーター通信のダウンリンク(下り)部分を高速化させるパケット通信のサービスである。

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 HSDPAはWCDMAのダウンリンク(5MHzの帯域)で利用され、最大10Mビット/秒のデーター転送を可能とするもので、実効平均速度は4M〜8Mビット/秒を実現するものとなっている。将来アップグレードによりこの転送速度は20Mビット/秒まで引き上げられる予定である。HSDPAはより高速なデーター転送速度と一定品質のサービスを提供することが狙いである。また、音声とデータを同時に1台の受信機に届けることもできる。

 技術的に見ると、HSDPAは多くの場合ソフトウエアにより実装可能である。しかし、すべてではないが、3G携帯電話の基地局や電話機に対応する各種の変更が必要になってくる場合がある。アダプティブ・モジュレーション・コーディング(AMC)、ハイブリッド・オートモーティブ・リクエスト(H-ARQ)、高速セル探索、MIMO(Multiple-input multiple-output)アンテナの使用などが含まれる。WCDMAで通常使用されているQPSKとは対照的に、HSDPAでは16-QAMモジュレーションへの移行も不可欠となる。

 HSDPAはWCDMA規格を管理しているThird Generation Partnership Project(3GPP)から生み出されたものである。この団体は第5版のWCDMA規格にHSDPAを、続く第6版ではアンテナの規格を含めることを計画している。第4版では改良版のインターネット・プロトコ−ル(IP)サポートを提供している。Agilent Technologies社やUbiNetics社を含むいくつかの会社はHSDPAのテスト・システムを提供しており、picoChip社はHSDPA基地局のリファレンス・デザインを提供している。一方チップメーカーとしては、Bell Labs社、Qualcomm社やNokia社など、ほんの数社がこの技術に対する研究を行っているだけだ。
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