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EMBEDDED
SOFTWARE
オープン化ソフトウエアがもたらすビジネス
Svetlana Josifovska, Correspondent, EDN Europe/UK
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あなたのポケットにあるのは携帯電話、それともコンテンツ配布システム。
市場調査で携帯電話の持つ多くの可能性のどれが収益につながるのかが予測できないならば、電話機にすべての種類の可能性を持たせておいたほうがよいだろう。
このことから携帯電話機のオペレーティング・システムは独自のものでなくオープン化の方向に向っている。これはパソコンにおいてマルチメディアやゲームやサービスのアプリケーション開発企業がその製品に標準のプラットフォームを必要としたのと同じである。
独自の電話機用オペレーティング・システムを用いる複数の製造業者に対し、別々のバージョンのプログラムを作成して提供することはもはや選択肢にならない。
その上、成功したアプリケーションの所有者は(ゲームがその好例)、そのプログラムを(全く同一ではないとしても)携帯機器や他のプラットフォームに持ち込みたいと望むものである。
ここでパソコン市場との類似性があることからMicrosoft社がこの分野にWindowsのあるバージョンをかかげて参入していることは驚くべきことではない。
しかし、この分野における最初の参入者であり実際に製品化された電話機における市場の担い手は、PDAのEPOCのプログラムから発展させたオペレーティング・システムを用いたSymbian社である。英国Cambridgeを拠点としているSymbian社の主張によると、2003年末において全世界で毎月100万台の電話機が同社のオペレーティング・システムを用いて出荷されているそうである。
オペレーティング・システムの選択における最大の岐路は、Javaを用いるかどうかというよりネイティブJavaかどうかである。
アプリケーション・プログラムのレベルではダウンロードされるコードの多くはJavaであろう。それでは純粋なJavaの実装が適切なのだろうか。SymbianはC++で記述されており、Javaコードの処理が必要なときは基本OSで動作する仮想マシンが処理する。
これと逆の陣営にはネイティブJavaを実装したSavaJe社などがあり、これはTexas Instruments社のOMAPシステムやARM9のプラットフォーム上で動作する。最近になってSavaJe社はIntel社のハードウエアをプラットフォームとする契約を行った。
これら全ての事例においての提供物は基本のオペレーティング・システムに加えてグラフィックスのサポート、マルチメディアなどのサービスおよび電子メールのような高位のアプリケーションである。オペレーティング・システムのベンダーからは高位のアプリケーション・パッケージもしくはミドルウエアの階層のパッケージを提供してもらうことができる。
評論家によると、携帯電話の用途における初期の成長の主要な理由は、この業界がシンプルなユーザー・インターフェースの作成に成功したためであるとしている。
電話機を手にとって、固定電話と同じようにボタンを押せば電話をかけることができる。
これに続くはずの多くのアプリケーションはユーザー・インターフェースの基本的なシンプルさを獲得できていない。この種の操作の容易さがより複雑なアプリケーションを生み出さないのかも知れない。
シンプルに作るのでなければ、少なくとも複数のモデルとブランドに共通となる類似のルック・アンド・フィールのユーザー・インターフェースに加え、ベンダーや、部分的にはユーザーによってもカスタマイズできる標準を用意することになる。これはミドルウエアの提供者が待ち望んでいる目標ではある。
OpenWave社はその一例であり、同社は多くの中級の画像付き電話向けブラウザを独自のOSの下に提供し、現在ではV7の電話向けパッケージのカスタマイズ・サービスを行っている。V7がReal社のメディア・プレーヤーのホスト・プログラムとなったことで階層化の効果は明らかである。
この領域で独自の立場にあるのはマルチメディア向けミドルウエアを開発しているTao社である。
同社の製品は全ての分野のカバーを目指しており、C、C++、Javaで作成されたプログラムに限定せずにサードパーティー製のOSの上位レベルで動作することや、それ自体がネイティブOSとなることもできる。
今日ではLinuxが使えない組み込みシステムは成立しないが、Linuxは携帯電話分野へも参入を始めている。
オープン・ソースOSの多機能携帯電話分野での出荷割合は中級機種や高級機種で立ち上がり始めたところであり、あるOSが普及への臨界量に達するまではアプリケーションの提供者が慎重な見方をすることに気づくだろう。
全てのアプリケーションの中で何が大きな売り上げになるかを予測することは難しいとしてもゲームが大きく成長することには疑問の余地は無いだろう。携帯機器へのゲームの移植とテストを行っているBabel Media社やJavaのプラットフォームを用いて量販市場の携帯機器へのゲームの組み込みを行っているSuperScape社は既に新規の端末へのゲームの提供に関わってきている。
Tao社のMartin Gosling事業部長は第3世代携帯電話が実現しているデータ転送速度と遅延時間でなら可能であると確信している。彼は「200Kビット/秒を超えるデータ・レートであれば何でもできる」と言っているが、インタラクティブな第3世代向けゲームはまだ数年先のことだと考えている。 |
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| 出典:In-Stat/MDR、06/04 |
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