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ANALOG
地球規模で考え、現地のために働こう
Bob Conrad, Fairchild Semiconductor
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半導体業界は国際化の好例だ。最近のIndustry Week誌によると、米国のコンピューターやエレクトロニクス・メーカーの収入の約60%は北米外で売り上げている。Fairchild Semiconductorはさらに先を行き、北米市場の売り上げは全社売上高の約15%に過ぎない。
それでは、一つの企業が製品やアプリケーション・サポートに対する顧客の要求にどのようにして地球規模で応えているのか。この質問に対してはいろいろな側面があるが、歴史的には製造面で対応してきた。この場合、第一に考慮したことは、労働力と資本、生産性といったコストである。
しかし設計面での国際化は、その市場において現地のプレーヤーになることを基本としていた。この戦略は製品開発に当てはまる。というのは、設計者や他の製品ライン担当者が、新製品を決めたり改良する、あるいは重要な情報をもらうためには、顧客との密接な関係が役に立つからである。これはアプリケーション・サポートにも当てはまる。新製品の技術情報を広め、顧客の開発期間短縮を助けることは、シリコン・チップのみで表される価値よりも、はるかに大きな価値を顧客にもたらすからである。
この「現地化」は、単に低コスト化を図り資本投下することではない。コストが下がればリスクが減って、許容範囲は広がる。しかし、低コストの技術が大事な目標ではない。
国際化の本当の恩恵は、参入市場の顧客と直接コミュニケーションできることだ。
われわれの市場の国際化は、製品設計プロセスに顕著な変化をもたらした。地理的に離れていると、完全なコミュニケーションをとるのには明らかに限界がある。離れている場合には、よりきちんとしたコミュニケーションや作業の手渡しを行わないと、製品決定から設計を経て製造までの開発がスムーズに移行できなくなってしまう。
しかし最終的には立場が逆転し、遠隔地のデザイン・センターとして発足したビジネスが、現地市場のための自己完結した製品ライン事業ユニットになる。課題は、アジアの事業所がその製品を世界市場にうまく売り込めるようにすることである。低賃金の労働力だけに着目した遠隔地のデザイン・センターだと、このような進化は起きないだろう。 |
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